ロレックス:デイトジャスト・116234 重量バランス的には良くなったと思えるものの、着け心地と軽快さについては好みが分かれる
腕に載せてみた印象は、ブレスレットのコマの中身が詰まった「無垢」になったので、ブレスレットの重みが増し、結果として重量バランス的には良くなったように思えます。
1世代前のジュビリーブレスレットが軽く、明らかに時計ケース本体の方が重い印象でした。
ただ、ブレスレットの重量が増した分、時計全体が重くなったので、これをどう思う人がいるのか・・・。
定価80万円の時計相応の重量感と感じる人もいれば、「軽快な実用時計であるロレックスの強みがなくなった」と感じる人もいるかもしれません。
あと、以前のジュビリーブレスレットは、ブレスレットが着けているうちに伸びて横方向へのしなりも出てくることにより、さらに着け心地が良くなりました。
もちろん伸びてきたことによる心許なさもあるのですが、それでもその軽さと相まって着けているのも忘れるような抜群の着け心地であったと思います。
しかし、現行6桁世代のジュビリーブレスレットは、かなり剛性感があり、しっかりしたものになっています。
ブレスレットの裏側はこのようにどちらかといえば直線的なデザインで、それほど着け心地に配慮されているようには思えないのですが、小さなコマが連続して接続されているような構造で、くねくねと曲がるため、着け心地は良好です。
質の良いステンレスを使っているため、そのしんとした心地よい冷たさが伝わってくるのもポイントですね。
着け心地は非常によく、さらに剛性アップ・・・
これはこれで素晴らしいことなのですが、逆に違和感を感じる人もいるかもしれません。
着けた印象としてはまるでIWCのパイロットウォッチのブレスレットのようなしっかり感。
まるで鉄板を巻いているような感触であり、これが好みの分かれるところでしょう。
もちろん使っているうちに伸びてくることもあるのでしょうが、伸びてきたら重量があるだけに、着け心地への影響が気になります。