そして最も決定的なデザインの変更点は“顔”であるダイアル。6つの新作に共通するのは、今回新たに開発したスタンプ加工(=型打ち)による細かなパターンだ。
同心円のモチーフが濃淡の中に広がり、奥行き感と表示の視認性が向上している。スイスのギヨシェ職人、ヤン・フォン・ケーネルとオーデマピゲ偽物が共同で開発したもので、コレクションの新たなシグネチャーとなった。
オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック 15210CR.OO.A009CR.01
品番:15210CR.OO.A009CR.01
・ケース:
18Kピンクゴールドケース
ホワイトゴールドのベゼル
ラグとケースバック
両面反射防止加工サファイアクリスタルガラス製風防とケースバック
・ケース幅:41 mm
・ケースの厚さ:10.7 mm
・防水性:30 m
・文字盤:
サンバースト模様のグレーラッカーダイヤル
18Kピンクゴールドのアプライドアワーマーカーと針
グレーラッカーのインナーベゼル
・ブレスレット:
ハンドステッチ
「大きな竹班」入りブラックアリゲーターストラップ
18Kホワイトゴールドピンバックル
キャリバー
・自動巻き キャリバー4302
・バランスホイールの振動数:4 Hz ( 28,800 振動/時)
このパターンの開発にあたり、ヤン・フォン・ケーネルはきめ細かで複雑な工法によりベーススタンプ(型)を製作し、これにハンドグレービングを施した。波模様のモチーフは外側に向かって広がり、100以上の微小なへこみが光を捉えて輝く。ナイトブルーとグリーンのダイアルはPVD(蒸着)加工、ベージュのグラデーションダイヤルはガルバニック加工によりカラーリングが施されている。
加えて表面の質感だけでなく視認性にも配慮がなされた。これまでアラビア数字を使っていたインデックスは、新モデルでは長めのバーインデックスとなっている。インデックスは18Kホワイトゴールド製で、ファセット加工を施した針とも相まって、ダイアルとのコントラストを引き立てている。インデックスと針には蓄光塗料を塗布しているため、暗い場所でも安易な読み取りが可能だ。
インナーベゼルも大きく変わった。これまで5分単位でアラビア数字を配していたシンプルなものから、1秒単位で読み取れる、細かな目盛りが配されている。これらの大きなデザイン変更は、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲをよりモダンなスタイルに進化させたのだ。